鳥取県境港と韓国・江原道東海(トンヘ)、ロシア・ウラジオストクを結ぶ定期貨客船航路の開設計画で、韓国の海運会社が提出していた運航申請が二十一日、韓国政府から許可された。航路開設に向けて大きな一歩で、鳥取県は二十四日から韓国に実務協議団を派遣して海運会社側と詰めの協議をする一方、二十五日には県庁内に対策本部を立ち上げる。
韓国海洋水産部の許可を受けて米子市で記者会見した平井伸治知事は「これで航路開設に大きな一歩を踏み出したことになり、大変喜ばしく思っている。夢の日本海航路実現にまい進したい」と述べ、今後は受け入れ施設となる旅客ターミナルの建設などに取り組む考えを示した。
その上で、県の観光や通商部門、境港管理組合などからなる実務協議団を二十四日から韓国に派遣し、航路開設を目指すDBSクルーズフェリー社(ソウル)を訪れて協議するほか、同社に出資している旅行会社などとも誘客に向けて協議することを明らかにした。
県庁に設置される対策本部では、新たな貨物需要を掘り起こすため広く西日本を視野に入れてポートセールスを展開。旅客を確保するため観光面での対策を検討する。平井知事は「西日本から物や人が集まり、海外に流れていくのは今までにないこと。山陰を起点にそれが起こることは大きなインパクトがある」として、従来以上に幅広く利用促進策を検討する考えを示した。
韓国政府の許可を受けたことは同日、松江市で中村勝治境港市長ら中海市長会に報告され、平井知事が就航に向けて協力を要請。平井知事は島根県の溝口善兵衛知事にも協力を求めた。
平井知事は二十二日に上京し、港湾施設の整備や出入国管理など受け入れ体制の整備について国交省や法務省に協力要請することにしている。 (2/22記事)
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