鳥取県境港市昭和町の県営境港魚市場で5日、新春恒例の初競りがあった。この日はサワラやスズキ、白イカなど近海ものが並び、場内は年末年始を挟んで6日ぶりに活気を取り戻した。また、魚市場にはこの日、珍しい金色のタイが運び込まれ、関係者の間で「縁起がいい」と話題になった。
午前五時すぎ、競り人や仲買人が一堂に会し、新年の豊漁と商売繁盛を祈願して三本締めでスタート。競り人が威勢のいい掛け声を上げると、仲買人が次々に競り落としていった。市場関係者は「初競りにしては量が多い」と話し、新年の漁に期待を寄せた。松葉ガニは七日ごろから出始めるという。
境港の昨年の水揚げ量は十一万七千トン。前年を一万四千トン上回り、全国順位も十二位から九位に上がった。境港魚市場荷受協議会の加茂明久会長は「水揚げ量は増加傾向にあるが、まだ低水準。原油高も響いて厳しい状況だが、夢と知恵とやる気を持ってピンチをチャンスに変える発想で、実り多き年にしたい」と抱負を語った。
金色のタイは松江市美保関町片江の大敷き網に四日入っていたもので、関係者によると、体長約九〇センチ、重さ約九・五キロ。関係者らは「一生の間に見ることができるかどうか分からない。ありがたい縁だ。海の恵みに感謝しよう」と、競りにかけることなく、漁業の守護神として知られる同町の美保神社に奉納した。 (1/6記事)
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