官民で組織する中海・宍道湖・大山圏域観光連携事業推進協議会(丸磐根会長)が十月の一カ月間試験運航した中海遊覧船の利用結果がまとまった。乗船者数は千二百四十三人で、昨年実績を約百五十人上回った。
また、乗船者を対象としたアンケート結果(回答者数四百四十五人)によると、有効回答の80%以上が山陰の地元利用で、圏域外からの観光客の取り込みに苦戦したものの、乗船者の満足度向上がうかがえる内容という。
中海遊覧船は、同協議会が実施主体となって、運航を白鳥観光(島根県松江市東朝日町)に委託。試験運航初年の昨年は、中海圏域の四市五港を約三時間かけて結ぶルートで運航されたが、今年は収益性や集客率などを考慮して、松江−境港間に絞って片道約一時間、一日二往復で運航した。
アンケート回答者の77%が五十代以上で、観光や交通手段として利用された。総合評価では、60%以上が遊覧船について好意的で、「普通」と答えた人は37%だった。
今年は松江市内の旅館、ホテルで乗船券の販売や、旅行エージェントへのPRに務めたが、遊覧船が期間限定、定員四十人などにより、県外団体客の取り込みは低調だった。
利用結果やアンケート内容は、十二月中に開かれる同協議会の水面活用委員会で分析し、来年度以降の運航について検討を行う。(11/22記事)
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