鳥取県境港市小篠津町の航空自衛隊美保基地で七日、国外の危険地域から邦人や在外米国人を輸送するための実動訓練が実施された。自衛隊と在日米軍による「日米共同統合演習」の一環。米軍機一機も到着時刻が遅れながらも、訓練としては初めて美保基地の美保飛行場(米子空港)に飛来した。
七日午前中に到着予定だった横田基地所属の米軍輸送機C130は「航空機の故障」(空自航空支援集団司令部)のため飛来が遅れ、美保基地での搬送邦人のボディーチェックや荷物検査、警護誘導の共同訓練に間に合わなかったが、同日午後五時二十二分、代替の米軍機C130が在外米国人役の米軍家族ら六十人を輸送して到着した。
日米共同統合演習は一九八六年度に始まり、美保基地での訓練は初めて。同基地では米軍のほか自衛隊からは航空機七機、隊員約四百人が参加し、日本側統裁官の斉藤隆統合幕僚長も視察に訪れた。
一方、美保飛行場近くでは鳥取県平和委員会や憲法改悪反対西部地区共同センターの会員約四十人が共同演習に反対する横断幕などを設置。同センターの大谷輝子代表は「米子空港の滑走路が二千五百メートル化になれば輸送機だけでなく戦闘機も飛来する。今回の限定使用が米軍の使用増大につながり、市民への影響は軽微なものではない」と訴えた。 (11/8記事)
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