鳥取県境港市昭和町の国際コンテナターミナルに設置された荷役機械のガントリークレーンが六日、稼働した。二〇〇四年十一月に旧ガントリークレーンが強風で脱輪し使用不能に陥ったため、境港管理組合(管理者・平井伸治鳥取県知事)が約六億四千五百万円をかけて新設。約二年十一カ月ぶりのガントリークレーンによる荷役開始に、関係者は「やっと稼働した」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
旧クレーンの事故をめぐって管理者の境港管理組合が使用者の境港海陸運送(同市大正町)に損害賠償を求めた訴訟が続く中、新クレーンの使用方法に関する両者の協議は難航。このため当初予定された今年四月の稼働はずれ込んでいたが、同組合が、脱輪防止装置を掛ける判断を使用者だけでなく管理者も加わって判断するよう使用協定を見直すなどして同社と折り合った。
この日は中国の大連を発着港とする定期コンテナ貨物船が境港に入港。新クレーンが電機、雑貨類などの入ったコンテナの荷役を開始し、正味三時間でコンテナ計七十三本を積み降ろした。現場で立ち会った同組合の松田知明事務局長は「やっと稼働した。境港の利便性が高まる」と話した。
境港ではガントリークレーンが未稼働の間、代替機として多目的型のジブクレーンがコンテナ荷役に稼働していたが、作業に二倍以上の時間を要し、貨物船の船主や荷主から「(新クレーンは)いつから動くのか」との問い合わせが同組合に寄せられていたという。 (10/7記事)
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