中海を通って島根県松江−鳥取県境港間を結ぶ「中海遊覧船」が今年も10月1日から1カ月間の期間限定で就航する。今回は昨年の実験運航を踏まえ、寄港地を絞って片道約1時間で1日2往復する。12日には、遊覧船に同乗するボランティアガイドの研修会があり、実際の就航に合わせて、間近に迫った本番に備えた。 中海遊覧船は、経済界や行政などでつくる中海・宍道湖・大山圏域観光連携事業推進協議会(丸磐根会長)が実施主体となって、運航を白鳥観光(松江市東朝日町)に委託。昨年も試験運航を実施し、同時期の一カ月間で千九十七人の利用があった。
今回は、昨年の結果を踏まえ、四市五港を約三時間かけて結ぶルートから、収益性や集客率などを考慮して寄港地を松江港と境港に絞り、それぞれの地で観光できるよう午前と午後の一日二往復運航。「開府四百年祭の水都と妖怪たちに出会える街を船で結ぶ」を売りに、旅行会社への誘致活動や松江、玉造温泉の旅館でチケットを取り扱うなど、県外観光客の利用増へPRを強化し、三千人の乗船が目標という。
この日、遊覧船で案内する松江市観光ボランティアガイドのメンバー二十七人が試乗研修。中海大橋や矢田の渡し、大根島、江島大橋など雄大な景色を臨むコースを確認しながら、案内のポイントや時間配分などを熱心にメモしていた。
ボランティアガイド二年目で、今回初めて乗船ガイドをする高木勇さん(63)=松江市浜乃木七丁目=は「動いているので話しをするタイミングが難しく、本番までもっと勉強したい。海の上からは景色がいつもと違い、全てが新鮮に感じた」と話した。
中海遊覧船は、一便の往路が松江港第二、一乗船所発午前九時四十五分、同五十分に出発し、境港に同十時四十五分着。復路が境港を同十一時十分に出発する。第二便の往路が松江港第二、一乗船所を午後一時、同五分に出発し、境港には同二時着。復路は境港を同二時半に出発する。料金は片道千四百円、往復二千五百円。(9/14記事)
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