国交省が選ぶ「観光カリスマ」として知られる鳥取県境港市福定町の会社役員、黒目友則さん(58)が、同市の水木しげるロードの実現に向けた紆余(うよ)曲折をつづった『水木しげるロード物語 妖怪になりそこなった男』が出版された。市職員時代にロードの企画、整備にあたった経緯や水木さんとの関わり、その後の妖怪によるまちづくりなど“妖怪づくし”の人生を振り返っている。
本では、水木さんたちとの対談に始まり、水木さんとの出会いや思い出、水木しげるロード整備の経緯や裏話、妖怪でまちおこしが進む境港市の様子などをまとめた。
市都市計画課の職員だったころに改修整備を命じられた「境港停車場線」という商店街道路を水木しげるロードへと変ぼうさせる過程について、必要な地方債の発行許可に尽力したことや、「持ちが悪い」などとマイナスイメージがあり妖怪ブロンズ像の設置に対して当初はなかなか地元の理解が得られなかったことなど、整備の裏側を回顧している。
黒目さんは「水木さんや多くの人との良い出会いがあったからロードが整備された。ロードのこれまでの取り組みを知ってもらい、他の地域のまちづくりの一つの参考になれば」と話している。
二百七十ページ、四六判。七月にYMブックス(東京)から発行され、ロード沿いの店で発売中。九月ごろからは全国の書店で発売される。(8/24)
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