アシアナ航空の米子−ソウル便休止表明後、初めての定期便が二十四日、米子空港(鳥取県境港市佐斐神町)に到着した。山陰地方から世界につながるハブ空港との定期路線がなくなれば影響は観光面にとどまらず、山陰各地で進む国際交流に水を差しかねないだけに、日韓双方の利用客が国際定期便の存続を異口同音に訴えた。
山陰唯一の国際定期便とあって、地元利用者は利便性低下を嘆く。国際交流事業でカンボジアを訪問した中高生ボランティアを出迎えた日本赤十字社島根県支部事業推進課の沢田和憲課長は「ハブ空港である仁川空港に行けるおかげで、参加者の負担が少なく助かっている」と休止によるマイナス面を問題視。大きな荷物を抱えて到着口を出てきた倉吉市上井、学生、前坂愛里さん(21)は初めて休止の報を聞き「これから何度も行こうと思っていたのに。なくなると不便」と驚いていた。
ソウルからの観光客はゴルフバッグを抱えた富裕層が目立つ。会社顧問、殷珍基(ウン・チンギ)さん(58)は、社員五百人が先月も米子空港を利用したばかりだと話した。「来るときは広島空港を使ったが、午後のソウル便があるのはこの辺りではここしかない。なくなると困る」と利便性を強調。「これからゴルフなどリゾート客が増えるところなのに残念。文化交流にも問題があるでしょう」と残念そうな表情を浮かべた。(8/25記事)
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