鳥取県境港に水揚げされるクロマグロが六月十一日の初水揚げ以降、わずか二十日間で二万本を優に超え、二カ月半におよんだ昨季の総本数を上回った。今季の水揚げを押し上げている魚体は三〇−四〇キロ台の小型。その重さなどから二〇〇四年生まれの三歳魚と考えられ、昨季まで水揚げを支えた〇一年生まれに続く新たな「団塊世代」が漁場の日本海に出現したとみられている。
境港水産振興協会のまとめによると、六月三十日までの水揚げ状況は二万三千二百八十本(重さ八〇六・二トン)。昨季は六月十二日から八月二十八日までの間に二万千六百六十六本(同一七七七・七トン)だった。一本当たりの平均重量は昨季が八二キロだったのに対し、今季は現時点で三五キロとなっている。
県水産試験場によると、「卓越年級群」と呼ばれる団塊世代は、恵まれた母体の産卵や孵化(ふか)後の生育環境によって形成される。日本海では過去に一九九一年、九四年、二〇〇一年生まれの団塊世代が出現しており、〇四年生まれは〇一年生まれのジュニアの可能性もある。
増田紳哉場長は「〇四年生まれに産卵させた後、漁獲すれば次の資源につながる」と説き、子孫を残す計画的な漁獲を呼び掛けている。(7/5記事)
|