鳥取県の米子市と境港市を結ぶJR境線で二十一日、「鬼太郎」「ねずみ男」「ねこ娘」「目玉おやじ」の鬼太郎列車シリーズ全四両が初めて連結運転した。長さ約八十五メートルの四両連結の姿は圧巻で、沿線の見物客は大喜び。同市の水木しげるロードでは「妖怪大行進」が行われ、観光客や地域住民ら約二千人が妖怪一色の世界を楽しんだ。
四種類そろった鬼太郎列車シリーズと、実写版映画『ゲゲゲの鬼太郎』(四月二十八日公開)のPRを図ろうと、境線観光路線化連絡会(県、JR米子支社、米子、境港両市)と境港市観光協会が実施した。
連結した四両列車は、JR米子駅から乗客約六百人や着ぐるみを乗せ、境港駅を目指して出発した。乗車率120%で、車内では予定していた着ぐるみによるパフォーマンスが十分にできないほどの盛況ぶり。
JR境線の列車は通常一、二両運転のため、四両連結運転は珍しい。沿線や各駅では親子連れらが待ち構え、しきりにカメラに収めていた。家族四人で列車を見に来ていた境港市元町の会社員の男性(36)は「四両がつながると迫力がありますね」と驚いていた。
また、ロードでは、乗客や住民、映画に登場した妖怪などの着ぐるみ約四十五体がのぼりを持ってパレードを実施。仮装での参加者も加わり、にぎやかに盛り上げた。
JR境線では一九九三年から、境港市出身の漫画家、水木しげるさんの代表作『ゲゲゲの鬼太郎』のイラスト列車を導入。観光路線化事業で四種類の列車のデザインがリニューアルされた。 |