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 2007年02月02日
 
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2007年02月02日
担保はベニズワイガニ 水産会社に事業融資
商工中金米子支店と山陰合同銀行は三十一日、カニ加工地場大手の北陽冷蔵(鳥取県境港市昭和町、足立八郎社長)と地元で水揚げされるベニズワイガニを担保に融資枠を設定する契約を結んだ。在庫などを担保に資金を提供する流動資産担保融資(ABL)の手法を用いるもので、融資限度額は一億円。同社は、価格の変動が激しいカニの仕入れ資金に充てる計画。県西部では農水産物加工業者が集中するだけに、新たな資金調達の手法として注目されそうだ。(日本海新聞提供)

 商工中金米子支店と山陰合同銀行は三十一日、カニ加工地場大手の北陽冷蔵(鳥取県境港市昭和町、足立八郎社長)と地元で水揚げされるベニズワイガニを担保に融資枠を設定する契約を結んだ。在庫などを担保に資金を提供する流動資産担保融資(ABL)の手法を用いるもので、融資限度額は一億円。同社は、価格の変動が激しいカニの仕入れ資金に充てる計画。県西部では農水産物加工業者が集中するだけに、新たな資金調達の手法として注目されそうだ。

 同支店と同銀行がABLに取り組むのは初めて。融資期間は一年間で、仕入れたカニと販売前の商品、販売先への売掛金を担保に資金を提供する。

 ABLは不動産以外の流動資産を担保に充てる手法で、企業側の販売力や営業基盤が融資基準となる。金融機関側は定期的に融資先の口座への入金確認や在庫の数量、生産状況などを報告してもらい、経営の健全性を随時チェックする。

 従来の事業融資に比べて企業の経営実態に即した資金提供が可能になる点が特徴で、県内ではメガバンクの三菱東京UFJ銀行が水産物加工の「門永水産」(境港市昭和町)に同様の融資を適用している。

 北陽冷蔵は境港で水揚げされるベニズワイガニの加工を主に手掛けており、年間売り上げは約十二億円。主力商品が食品製造の安全衛生管理手法「HACCP」の認定を受けており、コンピューターによる在庫管理を徹底している点などが決め手となった。

 カニの加工は売り上げや原料調達が冬季に集中するため、北陽冷蔵ではこの期間の運転資金に活用していく考え。足立社長は「売り上げなどに変動がある上、一定量の在庫が必要な業種なので、実績で判断される点は励みになる。農林水産加工業全体が同じような状況を抱えており、広がるきっかけになれば」と話している。(2/1記事)


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