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 2007年01月17日
 
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2007年01月17日
境港水揚げ量 新年の出足好調
昨年、水揚げ量が二年ぶりに十万トンを回復した境港(鳥取県境港市)で、今年に入ってから日量一千トンを超す「大漁日」が続き、一月上半期の累計が昨年同期を約四割上回った。山陰沖で漁獲されるサバが全体の水揚げを押し上げ、早くも昨年以上の年間水揚げ量を期待する声が出ている。とはいえ、最盛期のような活気は見込めず、水産物の加工現場では高付加価値化に向けた地道な取り組みも進行中だ。(日本海新聞提供)

 昨年、水揚げ量が二年ぶりに十万トンを回復した境港(鳥取県境港市)で、今年に入ってから日量一千トンを超す「大漁日」が続き、一月上半期の累計が昨年同期を約四割上回った。山陰沖で漁獲されるサバが全体の水揚げを押し上げ、早くも昨年以上の年間水揚げ量を期待する声が出ている。とはいえ、最盛期のような活気は見込めず、水産物の加工現場では高付加価値化に向けた地道な取り組みも進行中だ。

 境港水産振興協会などによると、大漁日は十−十二日の三日間続き、サバだけで連日一千トンを超えた。サバやアジなどいわゆる多獲性回遊魚の水揚げ量は十六日までに計六千百九十九トンを記録し、昨年同期の三千七百四十三トンを約二千五百トン上回った。

 サバの大漁は昨年十月から続き、同協会の米村健治副会長は「山陰漁場でもサバ復活の兆しだ。今年の漁獲量は前進する」と期待。県水産試験場の増田紳哉場長は越冬季の漁場環境が整い始めたとした上で「今後もまとまった水揚げが続くのではないか」とみている。

 大漁への期待が高まる一方、足元を見つめた事業展開も本格化している。

 創業五十周年を迎えた水産物加工販売業の友田グループ(境港市竹内団地)は境港産のアジ、サバなどを特殊な加熱処理によって骨まで食べられるように加工し、昨年春に発売した。主力商品のカニ加工と併せ、環境保全や食育の進展を背景に「骨まで料理」シリーズも拡販する方針。友田セーリングの友田博社長は「人口や資源が減少する中、何をすべきか考える時期に来ている。改善だけでなく、革新的なことを考えなければ企業経営は難しい」と話す。

 昨年の水揚げ量が十万トンの大台を回復し日本有数の漁港としてのステータスを保った境港だが、今年の初競りでは「(最盛期の)六十万トン台は望めず、一匹ずつ付加価値を高めなければいけない」(越河勇境港鮮魚仲買協同組合理事長)と気持ちを引き締める声が上がった。

 今年の水揚げは好スタートを切ったとはいえ、過去にマイワシ激減の辛苦をなめた経緯を考えれば、高付加価値化への取り組みが問われていることに変わりない。(1/17記事)


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