| 境港市内の水産加工会社がハタハタと辛子めんたいこを組み合わせた「ハタハタ辛明太(からしめんたい)」を商品開発し、話題を呼んでいる。境港で水揚げされたハタハタを利用した新商品だけに、関係者は「境港のブランドになれば」と期待している。 商品開発したのは、魚の干物などを作っている大海(同市昭和町、森脇哲雄社長)の食品工場。同社は近年、境港で水揚げ量が増加しているハタハタに着目した。北陸方面で水揚げされるハタハタと違い、境港のものは色が白いのが特徴で、身は軟らかく脂が乗り、より美味という。 ハタハタは関東など太平洋側では食べる習慣があまりないことから、一般受けしやすいようにと、めんたいことの組み合わせを研究した。 境港で水揚げされたハタハタの内臓を抜き腹部に辛子めんたいこを詰めて、専用の汁に漬ける。魚の鮮度が悪いと、皮の薄い腹部に詰めることができないため、特に鮮度の良い大きいものを使う。漬け込む時間などを工夫し、昨年四月に完成した。白身とめんたいこの味がマッチして、おかずや酒のつまみに合うように仕上がったという。完成品は冷凍保存され、一年を通して出荷できる。 今のところ、主に皆生温泉の旅館二軒に出荷しているだけだが、量販店への売り込みに力を入れるとともに、インターネットを使った販売も視野に入れている。森脇和彦工場長は「生魚だとシーズンが限られるが、加工品は年間を通して販売できる。境港発の新商品として、ハタハタを地域ブランド化につなげたい」と期待している。(11/8記事) |