九州地方を中心に大きな被害を出した台風13号は十八日午前五時ごろ、鳥取県に最接近し、米子市で同三時五分ごろに最大瞬間風速二九・八メートルを記録した。県のまとめによると人的被害はなかったが、米子、境港、大山の三市町では一時、十世帯、十五人が自主避難したほか、民家・建物五棟に全壊や一部損壊の被害が出た。停電や交通機関の乱れもあり、市民生活に影響を及ぼした。
鳥取地方気象台によると、同日午前二時ごろ、県中、西部の一部が風速二五メートル以上の暴風域に入り、同十一時までに鳥取市で二六・一メートル、境港市で二一・七メートルの最大瞬間風速を記録した。
県防災危機管理課によると、八頭町新興寺の住宅一棟の屋根瓦が破損したほか、倉吉と米子で車庫や小屋が全半壊。智頭農林高では車庫のシャッターの一部を破損した。
中国電力鳥取支社によると、同日未明から朝にかけて、智頭町板井原の五戸の約六時間を最長に米子市や大山町など計四千三百戸で停電があったが復旧した。
鳥取、米子両空港では、東京行きの第一便が欠航。隠岐島と本土を結ぶ隠岐汽船は、高波の影響でフェリー、高速船の全便が終日欠航した。
始発から運転を見合わせていた鉄道は、昼ごろまでにほとんどの路線で再開。JR西日本米子支社によると、「特急やくも」をはじめ合計十九本の特急が運休し、普通列車の運休を合わせて約六千二百人に影響が出た。
県内の暴風警報と波浪警報は同日すべて解除されたが、十九日にかけて最大約四メートルの高波の恐れがあり、同地方気象台は注意を呼び掛けている。(9/19記事)
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