境港市花町の「海とくらしの史料館」で入館者に人気の巨大はく製マンボウ(愛称・チョボリン)が、鳥取県立博物館(鳥取市東町二丁目)に“出張”するため十三日、初めて館外に搬出された。同博物館で開かれるマンボウに関するシンポジウムや企画展を充実させる役目を担う。同史料館にとって夏の書き入れ時に誘客の目玉の不在は痛手だが、マンボウへの関心の広がりに期待している。チョボリンの“帰宅”は八月一日。
チョボリンは、全長二・七五メートル。巨体ながら愛らしい姿で人気を集めている。展示公開した三月十八日以降、入館者は前年同期に比べ約三倍増にもなっている。
一方、同博物館では十五日−八月二十七日に、海をテーマにした企画展「遠い海」を開催する。チョボリンは、入館者を迎えるような形で七月十五日から三十一日までエントランスホールに展示される。十六日には、国内の研究者を招いた「マンボウシンポジウム」が開かれ、チョボリンの学術的価値やマンボウの生態などに迫るという。
十三日、運送業者が同史料館に飾られていたチョボリンを木で作った台に乗せ、毛布でくるむなどして傷つけないよう慎重にトラックに運び入れた。
シンポジウムなどで付加価値が生まれ再度注目を集めれば、常設する同史料館への関心も高まる。同史料館の鈴木祥三館長は「チョボリンを見に来てくれる入館者には申し訳ない。しかし、より多くの人に興味を持ってもらう機会にもなる」と話している。(7/14記事)
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