境港市渡町の市立こまどり幼稚園(新見孝子園長)が二十三日、閉園式を迎えた。一九八一年度の開園当初は年間三十人以上の園児が卒園したが、本年度の卒園児は八人。園児数の増加は見込めず、二十五年の歩みに終止符を打った。少子化を背景に市内の幼保環境は変わりつつある。
市は四月一日以降、こまどり幼稚園の施設を地域の児童クラブとして活用する方針。閉園を控えて本年度は年少組を募集していなかった。
こまどり幼稚園の閉園に伴って市立幼稚園の数は三園になるが、市は、このうちの一園も二〇〇九年度末に閉園する予定。残る二園は市立保育所との合築園だが、一三年度には保育所に転用し、三歳未満児から就学前までの一貫保育を可能にする方針。現在、こうした見直し案に対する市民の意見を参考に検討を進めている。
幼保の在り方が転換期を迎える中、こまどり幼稚園の閉園式では惜別の声が。最後の卒園児や保護者を前にした同市教委の足立定美教育委員長は「本来ならば長く続くはずだったが、近年の少子化で園児数が減って閉園に至った。何とも言えない寂しさがある。こまどり幼稚園の卒園児としてたくましく育って」。新見園長は「三十一日までは私か、先生が居るので遊びに来てね」と巣立つ園児を優しく見守った。(3/24記事)
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