米子空港の滑走路延長計画で、国土交通省は三十日までに現地で工事用仮設道路の設置作業を始めた。二〇〇六年度からは滑走路の延長部分や誘導路の新設部分の造成などの現地工事が本格化する。滑走路延長に伴うJR境線や県道、市道のう回工事も順次スタートし、米子空港は〇八年度の滑走路二千五百メートル化に向けていよいよ動き始めた。
国交省の境港湾・空港整備事務所などによると、仮設道路の設置は環境影響評価手続きの完了を受け、〇五年度予算の事業として三月二十七日に着手した。空港敷地内の芝生に鉄板を敷き詰め、工事車両の通路を確保する。〇六年度以降は延長用地となる防衛庁所有地などの買収を順次進める一方、用地の造成や舗装、駐機場の拡張、さらに排水処理のための水路の拡幅、進入灯の設置に取り掛かる。
また、県道のう回工事は昨年五月に着工し、〇七年度に完成する予定。市道、JR境線のう回工事は〇六年度に着工する。う回工事のうち、県道は県、市道は国交省の事業として進められ、JR境線については国交省がJR西日本に委託する。
同計画は航空需要の増加による機体の大型化への対応などを目的にしたもので、現在の滑走路二千メートルを空港東側(美保湾側)へ五百メートル延ばす。総事業費は約百十五億円。現地工事は今後三年間にわたるが、「工程は現場の状況や予算の動向などによって変更する可能性がある」(同事務所)。
米子空港は一九四三年に旧海軍の飛行場として開設。五八年に防衛庁管理、六九年に民間共用となり、九六年三月に滑走路が二千メートルに延長された。二千五百メートル化については〇一年度以降、測量や調査、設計などが進められてきた。(3/31記事)
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