米子空港を利用した台湾プログラムチャーター便の今年五月以降の運航が難しくなっている問題で、前衆院議員(鳥取2区)の川上義博氏は近く台湾を訪問し、同便を運航してきたエバー航空(長栄航空)側に運航の継続を要請する。同社を含む企業集団「エバーグリーン(長栄)」グループ総裁の張栄発(チャン・ユンファ)氏に会い、直訴する。台湾財界の実力者でもあるトップへの要請となるだけに、その結果が注目される。
台湾プログラムチャーター便は鳥取、香川両県が中心となって誘致し、二〇〇四年春と〇五年の春秋にエバー航空が運航。これまでに台湾から合わせて六千二百人余が鳥取県に来県する実績を挙げてきた。
この運航継続に黄信号がともっているのは、エバー航空が同チャーター便に使ってきた中型機を、五月をめどに大型機に更新する方針であり、そうなると中小型機向きの施設・設備しかない現在の米子空港に就航するのが難しくなるためだ。
同社の方針は経営判断による保有機材の再編の一環だが、川上氏は同便誘致に尽力してきた立場から、エバーグリーングループを率いる張氏やエバー航空幹部に会い、当面、米子空港で対応可能な中小型機の機材を残して運航を継続するよう要請する。また、滑走路延長後に大型機対応が可能となる米子空港への定期便就航を働き掛ける考え。
張栄発氏は世界最大級のコンテナ船運航会社「エバーグリーン・マリーン」の創設者で、「海運王」とも呼ばれる。エバー航空を含めて海、陸、空の輸送やホテルなどの事業を展開する企業グループを率いる実力者として知られている。
川上氏は九日に張氏に面会する予定。川上氏は「チャーター便で台湾から大勢の観光客に鳥取県に来てもらった。せっかくここまで積み上げてきた実績に空白が生じてはならない。一度中断すると再開が困難になる。定期便就航のためにも誠心誠意、要請したい」と話している。(2/4記事)
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