鳥取県は十一日、ズワイガニ漁の十二月までの水揚げ状況をまとめた。水揚げ量は大豊漁だった前年を18%下回ったものの、キロ当たり単価が約20%上昇したおかげで、総水揚げ額は小幅な減少にとどまった。十二月は、寒波の影響で一時は市場に松葉ガニがなくなるという事態になったが、全体としては、月別の統計のある一九八四年以降、前年に次ぐ二番目の水揚げ量と水揚げ額を達成した。
十一月六日の解禁から十二月末までの松葉ガニ、親ガニを合わせた水揚げ量は九百十七トン余りで、前年に比べて18%少なかった。このうち、松葉ガニは約二百七トン(前年比78%)、親ガニは約七百九トン(同83%)だった。
一方、キロ当たり単価は上昇し、松葉ガニは約四千二百円(前年比132%)、親ガニは約千百円(同108%)。全体では約千八百円で、前年より18%高く取引された。
このため、水揚げ額は松葉ガニが八億七千五百十二万円(前年比104%)、親ガニが七億八千二百二十四万円(同89%)で、全体では前年比4%減の十六億五千七百万円余りになった。
ズワイガニ漁は、昨年十二月の全国的な寒波で、短期で漁を切り上げて寄港するなど、漁協によっては出漁日数が激減。松葉ガニの水揚げ量は、田後漁協(十一隻)が前年比93%、鳥取県漁協網代港支所(十二隻)が同94%だったのに対し、同漁協賀露本所(六隻)は前年の52%に落ち込むなど、漁協によってばらつきが出た。
県水産課は「昨シーズンの豊漁で期待が大きかっただけに、十二月のしけ続きには心配した。水揚げとしては過去二番目の成績でホッとしている」としている。(1/12記事)
|