カニの水揚げ量日本一を誇り、「鬼太郎に会える町」を掲げる境港市で八日、特大の松葉ガニとベニズワイガニを妖怪神社に奉納し、豊漁と観光発展を祈る「カニ感謝祭」があった。カニを山積みにしたリヤカーと妖怪の着ぐるみが水木しげるロードを練り歩き、境港を代表する「カニ」と「妖怪」をPRした。
境港は、ベニズワイガニの水揚げ量が全国の六割を占めており、松葉ガニなどズワイガニも含めた二〇〇三年度の総水揚げ量(九一三五トン)も全国一。感謝祭は観光、水産業界などでつくる「カニ水揚げ日本一境港PR実行委員会」(手島敏弘会長)の主催で、今年で三回目となる。
この日は、水木ロード沿いの水木しげる記念館前でセレモニーを行った後、約五百メートル離れた妖怪神社まで関係者と妖怪の着ぐるみ、一般参加者約三百人がパレード。鬼太郎とねこ娘が、神社に奉納する甲羅の大きさ一五センチの特大ガニ三匹と人力車に乗り、ねずみ男たちが七日に水揚げされたベニズワイガニなど六百匹を載せたリヤカーを引いて練り歩いた。
妖怪神社では、越河勇・境港鮮魚仲買協同組合理事長や柴野憲史・皆生温泉旅館組合長らがカニを神社に奉納。参加者には先着百人にカニがプレゼントされたほか、着ぐるみにじゃんけんで勝てばカニをもらえるイベントもあり、家族連れでにぎわった。市内三カ所の水産物直売施設では、かに汁の振る舞いも。
京都府福知山市から家族四人で訪れた会社員、塩見朗さん(42)は「カニ目当てに午前三時に出発しました」とプレゼントされたカニを手に笑顔。長女の幸歩ちゃん(6ツ)は「本当は一反木綿が好きだけど、ねこ娘と写真を撮ったよ」。親子でカニと妖怪を満喫していた。(1/9記事)
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