二〇〇五年の境漁港の水揚げ量は〇四年比で17・9%減の九万五千二百二十八トンとなり、全国十二位だったことが三十一日、境港水産振興協会の速報で分かった。境港の年間水揚げ量が十万トンを割り込むのは一九六九年以来三十六年ぶり。取引額を示す水揚げ高は〇四年より六億円減の百七十九億円だったが、順位は変わらず十三位だった。
同協会によると、ベニズワイガニ漁や沖合い底引き網漁は〇四年を上回ったものの、主力の巻き網漁が一万八千トン減の六万八千トンと低迷。十二月も荒天による不漁が続き、漁獲が落ち込んだとみられる。水揚げ高は、過去最高の量と額を更新した夏のマグロ漁が全体を押し上げたという。
境港の水揚げ量は一九七〇年から十万トン以上で推移してきた。九二−九六年は連続日本一を達成し、九三年には過去最高の六十九万トンを記録したが、その後は巻き網漁の主力魚種だったイワシが激減。昨年は十一万六千トンで全国九位だった。
同協会の米村健治専務は「水産業の大転機を実感した。生マグロ日本一の明るい材料はあったが、燃油の高騰やベニズイワイガニ原料確保問題などが起こり、さらに十万トンの大台を割ることになった」と〇五年を総括し「二十一世紀の食糧確保の重要な役割を担う水産業存続のため、国民の理解と支援をお願いしたい」と話している。
水揚げ量の全国一位は焼津(静岡県)の二十三万百六トンで、水揚げ高の全国一位は福岡(福岡市)の七百二十三億円だった。(1/1記事)
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