境港と隠岐島を結ぶ隠岐汽船(本社・島根県隠岐の島町)のフェリー船体にゲゲゲの鬼太郎のイラストを描く「鬼太郎フェリー」が来年一月二十日に就航することが二十日までに、決まった。境港市内の水木しげるロードや同記念館、JR境線の観光路線化との相乗効果で人気を呼びそうだ。
鬼太郎フェリー構想は境港市観光協会や隠岐青年会議所(JC)、境港JCが同社と連携して進めている。イラストが描かれるのは「しらしま」(二、三四三トン、旅客定員九百二十八人)で、事業費は約五百万円。
イラストは船体の両側に一反木綿にまたがる鬼太郎が「隠岐へ行こう!」と呼び掛けるデザイン。船内の売店も妖怪をテーマに装飾される。西郷港を発着して一日一往復、境港と隠岐を結ぶ。
経費の工面にあたっては、乗客減に悩む同社が経費節減を進めていることを考慮し、隠岐JCが中心となって全国から寄付を募っている。十九日現在で約六十万円が集まったという。
隠岐JCの横地洋公理事長は「各企業などを訪問して趣旨を説明し、多くの理解を得ている。(代金の一部が寄付金になる)プレミアムチケットの予約も既にあり、反応は上々だと思うが、正直まだまだ厳しい状況」と語り、今後さらに募金活動を推し進めていく。
就航前日の十九日には午前十時からJR境港駅近くの隠岐汽船フェリーターミナルでセレモニーがある。関係者がテープカットし、隠岐に向かう鬼太郎フェリーの出航を見送る。(12/21記事)
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