市民ボランティアの境港防犯パトロール会(佐々木健雄会長、33人)は4日、青色回転灯を装着した車でのパトロールを境港市内で始めた。広島市や栃木県で発生した女児殺害事件で地域不安が高まっている実情を受けて、児童・生徒の登下校時に通学路を重点的に巡回。市民に注意を呼び掛けて都市の監視機能を高める。
同会は、要件が満たされれば市民団体でも青色回転灯が装着できるようになった昨年末の規制緩和を機に、9月に発足した。会員はPTAや少年指導、福祉関係者ら。市内を4区分して効率的に広範囲を巡る。会の規則には巡回だけでなく、防犯上で懸念される点の改善を関係団体に提言する−との条項も盛り込んでおり、一歩踏み込んだ巡回に取り組んでいく。
当面の車の燃料費やスタッフのジャンパーなどは市内各団体から支援を受けたという。この日は境港署で出発式が行われ、中村勝治市長、坂口博署長が「地域は市民で守るのが基本」という取り組みを支援する考えを示し、会員を激励した。
佐々木会長は「仕事の傍らに取り組むボランティアだけに頻繁に巡回できないが、まずは会の存在を認識してもらい、防犯に対する意識向上を市民に呼び掛けたい」と語り、市民の意識が変わるだけで都市の防犯機能が上がる、と力説した。(12/5記事)
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