境港市昭和町の境漁港で二十一日、水揚げ量が千十九トンを記録し、大漁旗が市役所に掲げられた。日量千トン突破を基準とする大漁旗は今年三回目。三月十一日以来、約八カ月ぶりとなる。今年は夏のマグロ漁が好調だったが、主力魚種のアジが低迷。水揚げ量は昨年を約一割下回るだけに、業界は今後の漁に期待を込めている。
市によると、昨年は大漁旗の掲揚が十一月前半に相次ぎ、計十回を記録。年間の水揚げ量は約十一万六千トンだったが、今年は十月末時点の累計が昨年同期比10・6%減の約七万五千トンと低迷している。境港水産振興協会の話では、昨年の水揚げ量の約四割を占めたアジの落ち込みが響いたが、逆にサバは増加傾向にあるという。
この日はサバが四百五十六トン水揚げされ、アジの三百九十三トンとともに全体量を押し上げた。漁港では巻き網漁の運搬船がサバ、アジなどを次々とトラックの荷台に積み込み、久々の活況。魚に交ざったエチゼンクラゲの除去に骨を折りながらも、漁船関係者は「ここ一、二週間は平均的に(調子が)いいよ」と手応えを感じていた。
同協会の米村健治専務は「何としても年間十万トンは達成したい。そのためにも巻き網漁には期待したい」と話していた。(11/22記事)
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