妖怪ブームで盛り上がる境港市と米子市を結ぶJR境線を「妖怪化」する観光路線化事業が延期になっていた件で、JR米子支社、鳥取県、米子、境港両市の四者でつくる境線観光路線化連絡会は十三日までに、事業の再開を決めた。今後、各駅の妖怪装飾の整備を進め、十一月三日にスタートする。「鬼太郎駅」(境港駅)「霊番のりば」(米子駅)などのネーミングも復活する。
当初は七月の完成予定だったが、尼崎JR脱線事故を受けて延期していた。しかし、地元の観光関係者らから早期の再開を望む声が多かった上、来年度に実施されるJRの山陰ディスティネーションキャンペーンに向けて「妖怪路線」が集客の核となることから、事業の再開を決めた。
同連絡会事務局の境港市通商課は「事業は県西部の観光集客に不可欠だ。来年のキャンペーンに向けてPRするには、今がぎりぎりのタイミング」と話している。
計画によると、米子駅にゲゲゲの鬼太郎や大山のからす天狗(てんぐ)のオブジェなどを設置。全十六駅に「ねずみ男駅」(米子)「こなきじじい駅」(余子駅)など妖怪の愛称をつけ、さらに愛称の駅名板を掲げる。事業の一部は実施されており、境港駅前には既に目玉おやじのブロンズ像などが登場した。
境線では、境港市の水木しげるロード整備に合わせて一九九三年から妖怪をデザインした「鬼太郎列車」が運行され、名物となっている。妖怪化はそのコンセプトをさらに推し進めた取り組みで、三日午前九時半からは事業の完成を記念する式典を米子駅で行う。新デザインの鬼太郎列車が披露されるほか、ねずみ男など着ぐるみの同乗、記念乗車証プレゼントなどが予定されている。(10/14記事)
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