境港市渡町と松江市八束町を結ぶ江島大橋(全長一四四六・二メートル)が開通し、十六日で丸一年を迎える。最大高四四・七メートルに達する高低差が「ジェットコースター」をイメージさせ、観光バスの乗客に好評だが、逆に、物流関係者の間では松江市側の道路アクセスが未整備なため、通行を敬遠するケースも。江島大橋は両地域に架かっていた中浦水門の大型車両規制を解消する役割を果たしたが、利用者にとって開通効果はさまざまだ。
国交省が実施した開通後三カ月までの交通量調査によると、開通目前に調べた中浦水門の交通量と比べ、大型車は二倍前後に増加した。このうち、バスは開通一カ月後の休日(十一月十四日)が最も増え、開通前より百十五台多い百六十七台を記録。トラックなどの貨物車は一カ月後の平日(十一月十六日)で、開通前より六百七十七台多い千五百十四台だった。
観光客の反応について、日本交通米子営業所(米子市)は「江島大橋を下る際、ジェットコースターみたいと喜ばれている」といい、一畑電鉄(松江市)も「グーンと高い所に上がり、感動している」と説明。
日ノ丸自動車米子支店によると、中学、高校がバスを貸し切って米子市から松江市に向かう際、最短コースの国道9号ではなく、話題性のある江島大橋経由を要望するケースもあるという。
一方、石油配送業のニヤクコーポレーション境港事業所(境港市)は松江市方面に配送する際、大半は境水道大橋(境港市昭和町−松江市美保関町)を経由する。松江市方面の行き先によっては江島大橋経由が近道だが、松江市街地に通じる県道・本庄福富松江線の道幅が狭く、タンクローリーの通行が困難なことが理由。同線は来年夏の完成を目指してバイパス、拡幅整備が進んでおり、同社は「アクセス道路が整備されれば時間的メリットが生じ、江島大橋利用は増す」としている。(10/15記事)
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