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 2005年09月21日
 
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2005年09月21日
厄介者食えるかも・・・ エチゼンクラゲ食品化へ
鳥取県産業技術センター食品開発研究所(境港市中野町)は、日本海で大量発生し、漁業に深刻な被害が出ているエチゼンクラゲの食品化に向けた技術開発研究を始めた。2年間かけてクラゲから抽出したタンパク質をエキス化してコラーゲン入りの「クラゲしょう油」を作る試みで、厄介者の有効利用につながるとして関係者は商品化に期待を寄せている。(日本海新聞提供)

 鳥取県産業技術センター食品開発研究所(境港市中野町)は、日本海で大量発生し、漁業に深刻な被害が出ているエチゼンクラゲの食品化に向けた技術開発研究を始めた。2年間かけてクラゲから抽出したタンパク質をエキス化してコラーゲン入りの「クラゲしょう油」を作る試みで、厄介者の有効利用につながるとして関係者は商品化に期待を寄せている。

 エチゼンクラゲは一昨年、日本海で大量発生し、各地で深刻な被害が相次いだ。境港水産試験場などによると、今年も七月に境港で巻き網に混獲があったのを皮切りに、恒常的に水揚げされ、特に盆以降は急激に増加。今後も大量の来遊が懸念されるという。

 巻き網の場合は、混獲されたクラゲを船上で魚と分けることができないため、クラゲの陸揚げ後の処理に関係者は苦慮している。

 このため、独立行政法人・水産総合研究センターはクラゲを駆除するだけではなく、陸揚げされたクラゲを有効利用するための研究を鳥取、青森、福井の各県などに委託。今年から二年間で、それぞれが食品化に向けて研究を進めることになった。

 鳥取県では、委託を受けた県産業技術センターがクラゲをエキス化して調味料(しょう油)にする研究を開始。クラゲからタンパク質のみを取り出してエキス化、酵素分解などをし、さらに微生物や他魚種を加えた発酵タイプのしょう油など、クラゲのコラーゲン入り「クラゲしょう油」を開発したい考え。

 エキス化する過程で必要な脱水装置を企業に開発委託しているほか、汚水については、境港水産汚水処理公社で処理することにしている。

 同センターでは、「コストの問題などもあり、実用化への判断は現段階ではできないが、海水と同じ成分なので視点を変えれば別の素材として活用できる可能性もある」としている。

 エチゼンクラゲの食品化の研究では、青森県がクラゲを直接ゼリーなどにする方法、福井県が塩クラゲ作りなどに取り組んでいる。(9/21記事)


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