境港市の夏の祭典「第六十回みなと祭」本祭が二十四日、開かれた。港の安全と繁栄を願う祭りの原点を重視する一方、松江市美保関町の伝統芸能「ホーラエッチャ」が三年連続で参加したのをはじめ松江市美保関、八束両町の小学生が灯籠づくりに参加するなど、鳥取、島根両県境を越えた中海圏の連携も強化。一段とスケールアップした祭りの姿を、訪れた人たちに印象づけた。
本祭は御座船を先頭に約百隻の船団が境水道を行進する「海上パレード」で開幕。船上で、港の繁栄を願う勇壮な荒神神楽太鼓に合わせて、「ホーラエッチャ」の掛け声が響き渡った。
港町を華やかに彩ったのが、水木しげるロードからJR境港駅前広場にかけて繰り広げられた踊り・みこしパレード。今年から審査制になり、十四団体が参加した中で「マツケンサンバ」の踊りを披露した境港市立美哉幼稚園(同市明治町)チームが初代グランプリに輝き、中村勝治境港市長から表彰された。
中村市長は「パレードを審査することで参加チームが増えれば。マグロと妖怪で沸く境港を象徴するような盛り上がりのある祭りにしたい」と意気込みを語った。
パレードに参加した美保関町ホーラエッチャチームのリーダー、北國恵久さん(50)は「古くは美保関町が境港の玄関口。同じ中海エリアの町として港の発展を望みたい。地域の自立のためにも中海圏の中でどう協調し合っていくかが重要だ」と将来への展望を語った。
夜空を焦がす二千二百発の花火でクライマックスを迎えた第六十回みなと祭は、興奮と感動のうちに幕を閉じた。(7/25記事)
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