環境省は二十七日、中海をラムサール条約登録湿地に新たに指定する、と中央環境審議会野生生物部会に報告した。十月に官報告示し、十一月にウガンダで開かれる締約国会議で登録される。中四国での同条約登録湿地指定は秋吉台地下水系(山口県)と並んで初めて。
同省が新規指定するのは、延べ十三道県の十四湿地。中海は、鳥取、島根両県の米子、境港、松江、安来の四市、東出雲町にまたがる湖沼八千四十三ヘクタールが対象となる。
中海には毎年七万五千羽以上のガンカモ類が渡来する。同省野生生物課は指定要件・基準について▽鳥獣保護区・特別保護地区に指定され、環境保全が図られている▽コハクチョウ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモの個体数が東アジア地域の1%以上ある▽関係七自治体が賛意を示している−などと説明した。
同時登録を目指す宍道湖については、登録の前提となる鳥獣保護区・特別保護区指定に向けて「引き続き調整を要する」とした。
国内では現在、十三湿地が同条約に登録されている。一九九九年にコスタリカで開かれた締約国会議では、本年度の会議までに世界の登録湿地数を当時の約二倍の二千カ所程度に増やすと決議。これを受け、日本政府は当時の十一カ所の二倍以上の湿地登録を目標とし、手続きを進めている。 (6/28記事)
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