農業用水の不足が深刻化している境港市に水を供給するため、弓ケ浜半島を流れる農業用水路の米川で「番水」が実施されることが二十八日、ほぼ確定した。上流域の樋門などを閉鎖し、集中的に水を同市に集める。実施は三十日と七月一日の二日間。米川の番水は一九九四年六月に実施されて以来、十一年ぶり。
同日、境港市内で臨時に開かれた市農業用用排水路管理調整協議会(桂木啓会長)で、番水の要請を決定。地元代表者として中村勝治市長が米川の樋門を管理する米川土地改良区(永見新一理事長)に対して番水を申請した。同改良区は二十九日付の文書で正式に実施を許可する見通し。
三十日午前九時から一日午後七時まで上流の米子市内にある樋門や樋口を調節し、境港市内の米川と支流に水を配分する。上流は日中七割、夜間(午後七時−午前五時)は全面閉鎖する。番水の実施で境港市内の米川上流では水位が現状の約一七センチから五〇−六〇センチに上がるという。
番水を徹底するため、県や市、同改良区の職員が二十四時間態勢で監視や見回りを実施する。
米川は米子市内の日野川から取水する用水路。弓ケ浜半島を縦断して流れており最下流域の境港市内では約六百五十ヘクタール、約三百戸の農家が受益者となっている。十一年前は二日間実施された。(6/29記事)
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