中京圏の旅行会社や航空会社の計七社九人が十一日、大山・中海圏で観光拠点の現地研修に入った。各社担当者は十二日まで圏域の主要観光拠点を視察するなどして、中京圏からの山陰旅行商品の造成や営業の参考にする。特に今秋以降の「愛知万博後」の集客が大きな試金石となるが、各社担当者からは「観光客の受け入れ体制は全国でもトップクラス」などの評価も聞かれた。
山陰中央リゾート協議会(野坂康夫会長)と米子空港利用促進懇話会(永瀬正治会長)が一行を招いた。中京圏からの観光客誘致と米子空港の名古屋便の利用促進へ向けて、旅行商品の造成を働き掛けるのが目的だ。
初日は美保関や境港、米子、安来を巡り皆生温泉へ。JTB中部国内商品事業部の多賀紀子さんは水木しげるロードに「街全体の取り組みがある」との印象を持ち、加茂川遊覧を「橋の下を進むスリルがあるかと思えば広い中海に出る。揺れも少なく楽しい」と評価した。またクラブツーリズム名古屋国内旅行センターの高田浩平さんは、過去の経験を踏まえて中海圏について「企画に地元の協力が得られるなど、受け入れ体制は国内トップクラス」との印象を話した。
同日夕には米子市の皆生温泉で情報交換会があり、一行と地元関係者の総勢約五十人が参加。同協議会を構成する蒜山、大山、米子、境港、美保関、隠岐の各観光協会をはじめ宿泊・観光施設、交通の関係者が観光関連情報をPRした。
同協議会の事務局を持つ米子市観光協会の野島譲事務局長は、中京圏からの観光誘客に向け、相当の観光客を集める愛知万博(愛・地球博)が終了した後の今秋以降に照準を合わせて「大山・中海圏を強くアピールする」考え。今回の現地研修に加えて、六月中旬には中京圏に観光宣伝隊を送り込む予定だ。(5/12記事)
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