「ヤンキー先生」として知られ、4月から横浜市の教育委員を務める義家弘介さん(34)の講演会が15日、境港市上道町の市民会館大ホールであった。“不良少年時代”を振り返りながら、自ら「人生そのもの」という教育への挑戦を熱く語り、集まった約1100人の聴衆をくぎ付けにした。
講演は、境港青年会議所(松岡正実理事長、29人)が創立40周年記念チャリティー講演会として企画。義家さんは1999年から教職に就いていた母校北星学園余市高校(北海道)を今年3月末で辞め、現在は教育委員として多角的に教育にかかわっている。
講演は「ヤンキー新たなる挑戦」と題し、自らの生い立ち、絶縁状態にあった父親との和解、教職を志すきっかけになった恩師との出会いなどのエピソードを紹介しながら、体験に裏打ちされた教育論を展開した。
「やさしさと甘さをすり替えた大人が多すぎる。その結果、子どもが自ら立つ力が育たない。ダメなものはダメと言える大人が少なくなり、道標がなくなった」と指摘。「今の教育で最も必要なものは、責任を持って転ばせる教育だ。失敗から学ぶことは多い。また、スタートとゴールをはき違えないこと。教育のゴールにこそ本来の自由や個性は待っている」と説き、教育を熱くする運動の必要性を訴えた。(5/15記事)
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