境港市竹内団地で昨年七月に開店した大型店「プラント−5境港店」の来店客のうち約六割が市外の住民だが、約八割が買い物後にそのまま帰宅していることが十四日、市の調査で分かった。市はプラント開店を機に水木しげるロードや中心商店街への来街者増を目指し、プラント店内にPRコーナーを設けるなどしていたが、ややあてが外れた結果となった。
調査は市がとっとり総研に委託して実施した。対象は一−三月にプラントに来店した千二百二十四人と地元の商店街関係者。来店客の居住地のほか、プラント開店による買い物先の変化といった商店街への影響などを多角的に調べた。
調査によると、来店客の居住地は境港市が38・2%で最も多く、次いで旧米子市が30・1%、旧松江市が8・6%だった。旧松江市を含む島根県東部は19%。買い物後の立ち寄り先については全体の78・1%が「そのまま帰宅する」と回答した。地元の水産物直売施設に立ち寄るケースがあったが、水木しげるロードや同記念館、夢みなとタワーなどへの立ち寄りはほとんどなかった。
一方、購入先の変化については市内外の大型店からプラントに変えたケースが多く、地元商店街に影響は少なかった。小売り競争が大型店同士の時代に移ったことを浮き彫りにしている。
同団地では現在も商業集積が進みつつあり、消費者がプラント以外でも時間消費する可能性が高まることから、市は「来訪者の滞留時間が長くなれば、市街地で飲食する人も増える」と期待。また、調査で来店客が水産物直売施設で買い物をする傾向がうかがえたことから、水産市場を核店舗とした商店街の再生も提案している。(4/15 記事)
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