鳥取県・境港に入港した北朝鮮籍の貨物船「リミョンス7」(一八一トン)が持ち込んだ米国ドル紙幣に偽札の疑いが浮上している事件で、疑いがある百数十枚の紙幣のうち、偽札の可能性が高いものは数枚に限定されることが三十一日、関係者の話で分かった。
外国為替法では、百万円以上の現金や小切手などを輸出入する際は税関への届け出が必要なため、二十四日に船舶代理店が米ドル札約六千五百枚(数千万円相当)を神戸税関境税関支署に持ち込んだ。
同支署が自動識別機で調べたところ、百数十枚に偽札の疑いがあることが判明。科学警察研究所に鑑定を依頼しているが、関係者の話では、偽札の疑いが濃いドル札は数枚に限られる。識別機で引っ掛かった札はほとんどが百ドル札で、すべて番号が異なる古い紙幣という。
貨物船は二十三日に入港。船長らは事情聴取に「(ドル札は)車などの代金を日本の業者に支払うために頼まれて預かってきただけだ」などと話していたらしい。貨物船は二十九日に境港を出港している。
貨物船は、百トン以上の外航船を対象にした改正船舶油濁損害賠償保障法の施行後、境港に初入港した。同法が義務付けた保険加入を示す証明書は備えていた。(4/1記事)
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