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 2005年04月25日
 
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2005年04月25日
外国客船はおりの中 見学者がっかり
クルーズ客船の寄港が相次ぐ境港で二十二日、米国船が入港した。船内では地元関係者による歓迎セレモニーが行われたが、一般市民はテロ対策で設けられたフェンスに阻まれて岸壁内に入れず、金網越しの見学に。規制はテロ対策の国際的取り決めだが、非日常的な客船寄港を見に来るファンも多いだけに、市民からは「特別な場合は岸壁を開放してほしい」との声も上がっている。(日本海新聞提供)

 クルーズ客船の寄港が相次ぐ境港で二十二日、米国船が入港した。船内では地元関係者による歓迎セレモニーが行われたが、一般市民はテロ対策で設けられたフェンスに阻まれて岸壁内に入れず、金網越しの見学に。規制はテロ対策の国際的取り決めだが、非日常的な客船寄港を見に来るファンも多いだけに、市民からは「特別な場合は岸壁を開放してほしい」との声も上がっている。

 寄港した米国船は「クリッパーオデッセイ」(全長一〇二・六メートル、総トン数五、二一八トン)。歓迎セレモニーで、境港市の中村勝治市長は「この地で楽しい思い出を」と乗客、乗員に呼び掛け、地元のグループが日本舞踊を披露した。二十三回目の寄港となるク号の船長は「毎回、皆さんに温かく歓迎してもらい、楽しみの一つになっている」と礼を述べた。

 こうした船内の交流ムードとは裏腹に、岸壁のゲートには「見学者の入場はできません」と記された看板が。フェンス越しにク号を眺めていた大山町内の女性は「柵には違和感があるけど、安全対策なら仕方ないのかな」と残念そう。米子市内の男性は「日曜の道路が歩行者天国になるように、開放してもいいのでは」と話していた。

 境港では十三日もドイツ船が寄港したが、同じように市民は間近で客船を見ることができず、見学者の一人は「誰もが門前払いだった。金網越しに写真を撮っていた」と不満そうだった。

 これに対し、境港管理組合は「客船は港の華。多くの住民に見に来てほしいが、保安体制の問題もあり、不特定多数の入場は難しい。逆に港が保安体制を整えているから、客船も入港する」と説明。ただ、他港の事例を参考にしながら見学可能な体制づくりを検討したいとしている。

 岸壁の立ち入り制限は、二〇〇一年の米国同時多発テロ事件を契機とするSOLAS条約(海上人命安全条約)の改正に伴う措置。外国船が利用する国際港で昨年七月以降、保安体制の強化が義務付けられた。(4/23記事)


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