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 2005年04月12日
 
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2005年04月12日
思わぬ金脈 境港にクルーズ客船寄港相次ぐ
漁港、商港として知られる境港で近年、国内外のクルーズ客船の寄港が増えている。今月は十三日にドイツ船、二十二日と二十六日には米国船が入港するなど、ちょっとした客船ラッシュだ。東京や大阪など定番の「日本」ではない点が、人気の秘密という。リピーター船を確保すれば観光客増大に直結するだけに、地元では乗船客のもてなしに躍起。観光港への飛躍を目指して、さまざまな企画を練っている。(日本海新聞提供)

 漁港、商港として知られる境港で近年、国内外のクルーズ客船の寄港が増えている。今月は十三日にドイツ船、二十二日と二十六日には米国船が入港するなど、ちょっとした客船ラッシュだ。東京や大阪など定番の「日本」ではない点が、人気の秘密という。リピーター船を確保すれば観光客増大に直結するだけに、地元では乗船客のもてなしに躍起。観光港への飛躍を目指して、さまざまな企画を練っている。

 寄港するドイツ船は「オイローパ」(二八、七一〇トン)で外国人二百三十人、米国船は二日間とも「クリッパーオデッセイ」(五、二一八トン)で、それぞれ百人前後が寄港する予定。いずれも乗船客は境港や周辺の観光を楽しむ旅程という。

 境港管理組合によると、客船の寄港が始まったのは一九九五年五月の「にっぽん丸」(二一、九〇三トン)が最初。現在までに延べ五十六隻が寄港した。クリッパーオデッセイは二〇〇〇年から毎年寄港しており、当初の年間二回から〇四年には七回に増えた。にっぽん丸や飛鳥(二八、八五六トン)といった日本船も継続的に寄港している。

 オイローパは、境港への寄港は初めて。外国人客は大阪港から乗船して太平洋、日本海側の主要港を回った後、十三日朝に境港へ。乗船客は市内の水産物直売施設や松江市内のボタン園などを観光し、同日夕に韓国・釜山に向けて出港する。

 オ号の寄港に合わせ、境港管理組合と境港市観光協会は歓迎セレモニーとして「どじょうすくい」の体験イベントを企画する。昨年に寄港した客船に好評だったのが、理由だ。さらに臨時の観光案内所や郷土民芸品売り場も開設する。

 境港管理組合のポートセールス担当、宮永二郎副主幹は「欧米の船会社がクルーズの新しい魅力としてアジアの寄港地を探す中、境港に白羽の矢が立った」と分析しており、寄港船の受け入れ態勢強化による境港のイメージアップを目指す。

 一方、思わぬ観光客の金脈を発見した境港市観光協会は、島根県観光連盟などと共同で船会社や旅行代理店に客船誘致を働き掛ける考え。

 境港に寄港する理由の一つに、背後に松江城や美保神社など「日本」を感じられる資源の存在があるだけに、黒田正己事務局長は「物流と同様、観光客が背後圏も活発に往来するようになれば、地域経済に寄与するはずだ」と観光港に向けた期待を膨らませている。(4/12)


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