境港市中野町の畑で二十四日、会員制家庭生ごみ循環農園「自然農法園 さかい夢の浜」が開園した。化学肥料や農薬を使わず、家庭の生ごみを利用して安全な野菜を育て、それを食べて元気な体を作ることがねらい。会員たちは、現地でたい肥の作り方などを習い、実際に作物の植え付けを始めた。
市の単独存続決定を受け二〇〇三年秋に結成された「境港を元気にする会」(南家悦郎会長、約五十人)の働き掛けで実現。同会の環境部会が中心となって進めた。
農園は、市農業公社から借り受けた旧境水産高校東側の畑千六百八十平方メートル。会員は、農園の各区画でそれぞれ作物を育てるが、たい肥は家庭で出る生ごみを利用したものを使う。
この日、会員や関係者ら約五十人が参加。自然農法国際研究開発センター認定の菜園アドバイザーで同農園長を務める渡部敏樹さん(62)=同市渡町=が、米ぬかに乳酸菌などを混ぜて発酵させた「ぼかし」や、家庭の生ごみにぼかしを加えたたい肥の作り方を指導。耕された畑にたい肥をまいてビニールを掛け、トマトの苗を植え付ける実演もした。
会員らは教わった通りに畑を耕し、収穫を心待ちにしながらナスやカボチャなどの苗を植えていた。渡部農園長は「この農園を活動の拠点としてみんなで楽しくやりながら、農薬などを使わずに野菜を作るノウハウを身に付けてほしい」と話していた。
今後、農園の運営委員会を設置し、会員らは月に一度集まって情報交換する。会員は現在二十三団体・個人。会員が増えれば農地を広げていく方針という。問い合わせは、電話0859(44)0218、日本食品工業内の渡部さんへ。(4/26記事)
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