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 2005年03月10日
 
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2005年03月10日
県西部の魅力総動員 台湾チャーター便
台北−米子・鳥取−高松で運航されるプログラムチャーター便のフライトを控え、玄関口となる県西部の観光関係者の間で旅客を迎える準備が進んでいる。(日本海新聞提供)

 台北−米子・鳥取−高松で運航されるプログラムチャーター便のフライトを控え、玄関口となる県西部の観光関係者の間で旅客を迎える準備が進んでいる。一カ月間で約四千九百人が集中して来訪する千載一遇の好機だけに、秋にも運航が予想される今後のチャーター便を見据え、再訪客を確保しようと躍起だ。全員が必ず県内に一泊する旅程となっており、温泉、食、妖怪、花など県西部の魅力を総動員する。

 米子空港で出迎え、歓迎ムードを盛り上げる予定という米子市観光協会の野島譲事務局長は「日本文化に触れる機会を設けるなど満足感を与えられる訴求を目指す」と話し、今回をホップと位置付けた活動を展開する。「都会や他地域にない魅力を提供する。協会だけでなく民間も取り込み、地域全体で醸し出すもてなしで旅客の心をつかみたい」と意気込む。

 絶好調の妖怪という切り札を抱える境港市。市観光協会の桝田知身会長は「水木ワールドには、世界共通の魅力がある」と自信をみなぎらせ、米子空港などでの出迎えにはゲゲゲの鬼太郎などキャラクターの着ぐるみを動員して、水木しげるロードや同記念館などへの誘客を図る。

 昨年に運航された台湾チャーター便の観光客に人気を呼んだ皆生温泉。同旅館組合の柴野憲史組合長は、長期的に台湾客を引き付けるキーワードとして、連携を挙げる。皆生や米子だけにとどまらず県境を越えて地域が連携し、海外観光客に対応するゾーンになる取り組みが必要と唱える。

 国内観光の減速感があるだけに、地域を挙げて海外客を本格的に吸引する試みが不可欠になりつつあるからだ。「台湾に対し中四国はPRが十分ではない。開拓すれば需要は見込める。ロケーションなど地域素材は負けない」と展望を語った。

 台湾の航空会社が運航する今回のプログラムチャーター便は全四十六便で、このうち二十三便が県内の空港を発着する。初便が今月二十二日に迫る中、二月下旬になって当初の全十六便から大幅な増便に踏み切ったのは、スマトラ沖地震の影響で航空会社が機材を日本向けに振り替えたのが要因とみられている。

 ツアーを募集する台湾の旅行代理店は十数社。日程は四泊五日から六泊七日で、桜見物をうたい文句に広島や神戸など台湾でも知名度が高い観光地が組み込まれた。

 県内の旅程は、県が昨年から県内空港の国際線と宿泊施設を利用した観光客を対象に公営観光施設の無料化に踏み切ったこともあり、とっとり花回廊や二十世紀梨記念館などを巡る。出雲大社や松江城など島根の観光地とも組み合わせ、鳥取砂丘や倉吉の白壁土蔵群、水木ロードにも訪れる。

 県観光課はチャーター便運航終了後に台湾を訪れ、航空会社と秋以降の就航について話し合う方針。「需要があれば相互チャーター便の運航なども視野に入れ、次のステップを模索したい」と話している。 (3/10記事)


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