境港市は一日、二〇〇五年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は〇四年度当初比7・9%減の百二十七億六千万円。〇四年度に盛り込まれた減税補てん債借り換えを除く実質ベースの比較でも3・9%落ち込み、三年連続のマイナス予算となった。特に投資的経費は同当初比で53・3%減と半額以下に引き締めた。七日開会の三月議会に提案される。
県内四市で唯一、単独を継続する境港市は〇三年度から行財政改革を断行しているが、景気低迷や国の三位一体改革による影響を受け、財政環境は依然として厳しい。
このため、投資的経費の緊縮をはじめ、外郭団体合理化などにも着手する。補てんし切れない財源不足は基金を一億九千六百十八万円取り崩して充てた。基金残高は〇四年度末で二十六億五千四十六万円の見通し。
歳入は、市税の落ち込みで自主財源が当初比1・4%減の六十三億七千七百六十一万円。依存財源は借換債を除く実質ベースの当初比で6・3%減の六十三億八千二百三十九万円。依存財源の減少は三位一体改革で臨時財政対策債が同23・2%減となったほか、国の補助金を活用する投資的事業の抑制が作用した。
歳出は、義務的経費が当初比1・9%増の五十八億七千五百七十一万円。生活保護費など扶助費の増加が押し上げた。当初比で半額以下となった投資的経費は四億五千三百九十三万円。ちょうど大型事業が完了したことに加え、新規事業を厳選し、絞り込んだ。
今予算の特徴は、市民の市政参画を推進する環境整備を盛り込んだ点。さらに生活に密着した教育、福祉に重点配分したという。
主な事業は▽市民活動センターの整備(九百九十四万円)▽市民活動の促進支援(二百十万円)▽市内の全小、中学校に指導補助員を配置するのびのび浜っ子育成事業(千十二万円)▽巨大マンボウのはく製製作(六百十九万円)▽荒廃農地活用の親子ふれあい農園事業(三十八万円)▽県内他市に先駆けて条例化した個別外部監査事業(四百万円)−など。(3/2記事)
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