米子空港など中国地方七空港の空港ビル運営会社が、それぞれの空港の東京便を生かして、首都圏から中国地方への観光客入り込み増を図ろうと連携を強めつつある。今月下旬、米子空港に関係者が集まり、初の共同作戦を具体的に話し合う予定だ。
取り組みを進めているのは、中国地域空港ビル連絡会議の観光促進委員会(委員長・亀山安之米子空港ビル専務)。中国五県の米子、鳥取、出雲、萩・石見、岡山、広島、山口宇部の七空港ビルで組織している。
観光面で中国地方は北海道や九州・沖縄などと比べて認知度が低いのが現状。七空港ビルが連携する目的は、東京便利用による中国地方への観光の底上げだ。
七空港とも東京便は主力路線だが、米子空港ビルの集計によれば、中国五県への二〇〇三年の観光入り込み客数を出発地別にみると、関東地方からは五県合計で出発地全体に占める構成比が約6%にとどまる(鳥取、島根、岡山各県での関東地方の構成比は2%台)。
このため同連絡会議・観光促進委員会は、東京便利用の観光客入り込み増に共同で取り組む方向だ。観光促進委は昨年六月の初回会議に続いて第二回会議を二十三日、米子空港ビルで開き、初の共同作戦を練る。
この会議では、今夏七、八月に照準を合わせて、中国地方をPRする共通ポスターの作成と首都圏への掲示、各県名産品の各空港ビルでの相互販売、観光客へのアンケート実施−などについて協議する予定だ。
亀山委員長は「中国地方を観光市場として押し上げるために、各空港ビルがいい意味で連携したい。将来的には行政や観光協会などとともに大きなうねりになることを願っているが、そのためにもまず空港ビルでできることを確実に進めたい」と話している。(3/15記事)
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