外航船舶の船主責任保険の加入を義務付ける「改正船舶油濁損害賠償保障法」が一日から施行されるのを控え、境港では二十八日、北朝鮮船が相次いで入港した。北朝鮮船の保険加入率は2・5%(二〇〇三年)と極端に低く、法施行後は入港数の減少が見込まれる中、駆け込み現象が生じたとみられている。
神戸税関境税関支署と境港管理組合によると、この日入港した北朝鮮船は四隻。既に入港済みの在港船を含めると十一隻が接岸し、通常の三−四倍となった。
同組合は「法施行をにらんで入港を急いだ様子も見受けられる」としている。
改正法では、百トン以上の外航船舶は国交省が交付する保険の証明書を得た上で、入港前日の正午までに目的の港湾を管轄する運輸局に入港を通報しなければならない。実質的には二日の入港から通報が必要となる。
しかし、国交省が北朝鮮船に交付した証明書は二十五日付で十六隻分しかなく、今後の入港数は確実に減少する見通し。一日は通報義務が生じないが、境港への入港予定はない、という。
境港には昨年一年間に六十四隻が三百七回入港。地元水産加工業の原料となるベニズワイガニを主に輸入し、同港からは中古自転車などが運び出されている。(3/1記事)
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