境港市竹内団地で、商業施設の計画が相次いでいる。水産物加工販売業の渡辺食品(境港市)が建設を進める複合商業施設は二十五日にオープンを迎え、大和工商リース(大阪市)のテナント型商業施設も十月に開設する見通し。総合小売業プラント(福井県)の大型店進出を契機に始まった同団地の商業集積は、二つの商業空間で本格化し、今秋には一大集客ゾーンが誕生する。
渡辺食品が開設する複合商業施設「バンブー81」は、プラント北隣に位置する。漁獲量の減少を背景に遊休していた自社所有の土地約一ヘクタールを有効活用するため、三棟構成の六店舗を構える。計画では地元四社と共同運営し、衣料や書籍などの販売、海鮮料理やめん類などの飲食を展開する。敷地内にはイベントスペースも設けるという。
一方、大和工商はテナント型商業施設「フレスポ境港」の開設に伴う大店立地法(大規模小売店舗立地法)の届け出を県に行っており、公告・縦覧の手続きが四日に始まる。届け出のテナントは生活雑貨や家電など物販四棟だが、他に届け出の不要なガソリンスタンド、飲食店の四棟も計画中。土地はプラント東隣の約三・五ヘクタールを県企業局から借り受け、十月十九日の開設を目指す。
同団地はプラントが昨年七月に開業したのを口火に、計画が続出している。飲食業の味平グループ(米子市)は昨年十月に活魚専門店を開店。片岡精肉店(境港市)も六月中旬にバイキングレストランと物産品販売を営む店舗を開設する。
境港市は昨年十月の江島大橋開通で、島根県東部との交通アクセスが向上。同団地の商業集積発展と連動して流入人口の増加が見込まれており、市はプラントの買い物客を対象とするアンケート調査を通して、市内の消費動向や既存商店街への影響などを本年度中にまとめ、今後の商工施策の参考にする。(3/4記事)
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