北朝鮮による拉致被害の解決を求める「未帰還者全員救出を目指す境港大会」(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための鳥取の会主催)が二十七日、境港市の市文化ホールで開かれ、拉致被害者の家族らが北朝鮮に対する経済制裁の発動を訴え、理解を求めた。
大会には市民ら約五百人が参加。北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表の横田滋さん(72)は「国は経済制裁に慎重だが、黙ったままでは黙認したと思われる」と主張。妻の早紀江さん(69)は「北朝鮮は、平気で拉致被害者が死んだと主張する、対話の通じない国。国民が一つになって戦ってほしい」と、娘のめぐみさんへの思いを涙ながらに語ると、会場からもおえつが漏れた。
家族連絡会事務局次長の増元照明さん(49)は「制裁を実施しなければ北朝鮮の体制が存続し、人々の苦難も続く。つながりが深い境港から声を上げてほしい。それが広がれば大きな圧力になる」と理解と協力を求めた。
また、北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会の佐藤勝巳会長(75)は、改正船舶油濁損害賠償保障法の三月一日施行で境港の主力加工品ベニズワイガニの北朝鮮からの輸入が困難になることに関連して「改正油賠法は拉致問題とは無関係」とした上で、「拉致問題解決には経済制裁の発動が必要」と主張。
同時に佐藤会長は境港などを念頭に「経済制裁の発動で水産物輸入を止めることになった場合、被害が出れば国が補償すべきだ」と強調した。(2/28記事)
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