台湾のエバー航空が今春に台北−米子−高松間で運航するプログラムチャーター便が、当初の十六便(八往復)から四十六便(二十三往復)に増やされることが二十三日、明らかになった。昨年十一月には民間初のチャーター便が米子−台北間で運航されるなど県内でも交流促進の働き掛けが活発だっただけに、関係者の期待は一気に高まっている。
同日、鳥取県が明らかにした。運航期間は三月二十二日から四月二十三日まで。この計画を受けて鳥取、香川両県などは二十三日から四日間、合同訪台団を派遣。プログラムチャーター便を利用した旅行商品に両県での宿泊や観光地を組み込んでもらうよう、旅行会社などに要請している。
大幅増便について、米子市の旅行代理店関係者は「一気に三十の増便は驚きだ。四季を通じて日本の自然や文化を楽しみたいという現地ニーズの表れではないか」と分析する。名探偵コナンやゲゲゲの鬼太郎など鳥取ゆかりのアニメは現地でも人気があるという。
台湾出身で台湾観光客の通訳ボランティアなどに携わってきた米子市宗像、喫茶店経営、住吉秀鳳さんは「これまでの取り組みが実ったような気がして喜んでいる。今回の芽が民間レベルの交流にまで発展するのが理想」と語る。
一方、観光関係者にとっては集客の大きなチャンスとなる。とっとり花回廊(南部町鶴田)は「台湾人観光客向けのパンフレットを作成した矢先であり、歓迎したい。施設や土産物などの魅力づくりはもちろん、鳥取県に少しでも長く滞在してもらえるような仕組みづくりも考えていかなければ」と意気込む。
昨年十一月の民間チャーター運航時に台湾観光客を受け入れた米子市皆生温泉の皆生つるやは「昨年の来訪時に、日本の旅館文化を楽しんでもらえる手応えを感じた。今後は浴衣を着てもらうなど、こちらから日本文化を提案できればもっとチャンスは広がると思う」と話している。(2/24記事)
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