境港市昭和町の境漁港で18日、巨大なマンボウが水揚げされた。岸壁に横たわった大きさは畳3枚分。標本として残る世界最大のマンボウに匹敵する巨体だけに、市ははく製に加工して「海とくらしの史料館」(同市花町)に展示する方向で検討を始めた。
マンボウは全長2・8メートル、重さ1・2トンで、体の幅に当たる背びれとしりびれの間は3メートルに及ぶ。共和水産(同市栄町)所属の巻き網漁船が島根県西部沖の日本海でアジ、サバ漁を操業中、たまたま捕まえた。
県境港水産事務所によると、境漁港ではこれまでも全長1−1・5メートルのマンボウが水揚げされたことがあったが、日本海側にマンボウの食べる慣習がなく、商品にはならなかったという。しかし、今回のマンボウは従来の2倍を超す大物。市は「学術的に貴重。観光などの目玉にしたい」と興味を示している。
鳥取県立博物館の平尾和幸学芸員は「このマンボウが標本になれば、日本海産では最大になるのではないか。子どもたちが海の入り口を勉強する意味でも意義があり、興味関心をそそる資料になる」と話している。
世界最大のマンボウの標本は北九州市立自然史・歴史博物館に展示される全長3・3メートルのはく製で、1999年7月に茨城県沖の太平洋で漁獲された。(11/20記事)
|