観光地の魅力を高め、観光振興策を成功に導いた人として国交省などが全国から選ぶ「観光カリスマ」に、境港市の水木しげるロードの誕生にかかわり、現在もロードを舞台に活躍する黒目友則さん(55)=境港市福定町、会社役員=が選ばれた。全国でも例のない妖怪をテーマにしたまちづくりが評価された。観光カリスマに選ばれたのは、県内で初めて。
観光カリスマは国交省や内閣府、農水省が設けた観光カリスマ百選選定委員会(委員長・島田晴雄内閣府特命顧問)が選ぶ。選定は二〇〇三年一月に始まり、今回で七回目。今回は黒目さんを含む十六人が新たにカリスマとなったが、中国地方では黒目さんだけだった。これで観光カリスマは八十九人となった。
黒目さんは境港市職員時代に、市のまちづくり計画の一環として境港市出身の漫画家、水木しげるさんに着目。JR境港駅から伸びる道に水木さんの漫画に登場する妖怪ブロンズ像を並べるロードを企画立案し、整備にも中心的な役割を果たした。退職後は、ロード沿いの商店主や市民らが出資して設立したまちづくり会社「アイズ」の社長として妖怪神社を建立するなど、ロードが観光拠点に成長する仕掛けに取り組み続けている。
黒目さんは「自分はきっかけをつくっただけだ。地元の人たちが観光地として盛り上げてきたことが評価されたと思う」とした上で「他のカリスマと連携し、観光発展のノウハウを吸収したり、境港市の情報を全国に発信していきたい」と意欲を燃やしている。(11/27記事)
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