「松葉ガニ(ズワイガニ)」漁が六日、一斉に解禁された。岩美町網代の県漁協網代港支所では、初水揚げされたカニの競りが行われ、競り人の威勢のいい掛け声がカニシーズンの到来を告げた。初日の水揚げは、松葉ガニが昨年を大幅に上回り、順調な一方、一匹の最高値は一万二千五百円と昨年を二千五百円下回った。
鳥取県からは五日、昨年より一隻多い三十隻が出漁。このうち、鳥取市青谷町沖で操業した網代港支所の漁船十二隻のうち十一隻が午後一時ごろに次々と帰港し、おいしそうな朱色の松葉ガニを水揚げ。早速競りにかけられ、港は活気に包まれた。松葉ガニを競り落とした同市内の四十代の男性は「待ちに待ったカニシーズン。冬が来た感じですね」とホクホク顔だった。
初日の水揚げ量は松葉ガニが七〇九キロと昨年(隻数同じ)の約65%増、雌の親ガニは一万二〇六キロで約20%減。一キロ当たりの平均単価は松葉ガニが昨年よりやや高く、親ガニは低かった。同支所によると、松葉ガニは例年並みの大きさという。
松葉ガニ漁は資源保護策が実り、このところ年を追って水揚げが増加。昨シーズンは約三十年前の漁獲に戻り、販売額は過去最高を記録した。今シーズンの見通しについて県水産試験場は「雌雄ともに前年を上回るのでは」と予測している。(11/7記事)
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