台風23号は強い勢力を保ったまま二十日午後八時ごろ、鳥取県内に最接近する見通し。山陰地方では西日本に停滞する前線の影響も加わって雨、風ともに長く続く恐れがあり、鳥取地方気象台は土砂災害や浸水など最悪の状況を想定して警戒するよう呼び掛けている。
同気象台によると、鳥取県内は二十日未明に強風域、同日午後四時ごろ暴風域に入り、二十一日午前一時ごろに暴風圏内を抜けるとみられる。雨量は十九日午後六時からの二十四時間雨量が平均二〇〇ミリ、多い所で三五〇ミリと予想。その後も強まり、一時間当たり四〇ミリの激しい雨が降る可能性がある。
風も陸上で二五メートル、海上で三〇メートル、最大瞬間で五〇メートルの突風が吹く可能性があり、波の高さは八メートルに達する見込み。
予想雨量などから、床下・床上浸水約四百七十棟、道路損壊三百三十カ所など県内にも大きな災禍をもたらした一九九八年十月の台風10号を上回る被害が出る恐れがあるという。
鳥取県内では、相次ぐ台風の影響で地盤が緩んでいる所もあるため、予想外の被害も想定され、同気象台は「最新情報に注意して警戒してほしい」と呼び掛けている。
鳥取県教委によると、台風23号の接近に伴い鳥取県内では十九日午後五時現在で、小学校九校、中学校四校が二十日の臨時休校を決めた。また、小学校八十四校と中学校三十校が午前中で授業を打ち切るなどする。(10/20記事)
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