鳥取、島根県境の境港市渡町−島根県八束町江島を結ぶ江島大橋(全長1446・2メートル)がほぼ完成し、開通を1週間後に控えた9日、歩行者に開放された。雨にもかかわらず約4000人が詰め掛け、大橋からの展望を楽しんだ。
台風22号の影響で時折、強い風雨となったが、参加者は眼下に広がる中海や大根島、境港市の街並みなどを背に記念撮影。歩行者天国となった大橋には山陽、四国からの観光客も訪れ、物流だけでなく、観光振興に対する期待感もかきたてた。
整備した国土交通省境港湾・空港整備事務所が橋に親しんでもらおうと企画したイベント。海抜四四・七メートルの橋中央部には記念撮影用の看板を設けて歩行者を迎えた。
家族四人で訪れた米子市米原八丁目、団体職員、田中大輔さん(38)は「車道を歩き、子どもたちに高い所からの景色を見せたかった。雨も大したことなく良かった」と満喫した様子。
近くの駐車場には観光バス二十八台が乗り入れ、広島、高知県などからの団体客がこの日限りのイベントを堪能。ツアーに参加した客を迎え入れた大漁市場なかうら(境港市竹内団地)の吉川真一総支配人は「大橋が開通すれば、観光集客力を持った松江市との交通アクセスが向上する」と期待を寄せていた。
江島大橋は一九九七年九月、両県を結ぶ臨港道路として着工。橋脚と橋げたが一体となったPCラーメン構造の橋としては東洋一の長さとなる。開通式典は十六日午前十時から現地で。午後三時から一般車輌が通行できる。(10/10記事)
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