神戸税関境税関支署は二十日までに、今年上半期(一−六月)の管内(鳥取県全域と島根県東部)の貿易概況をまとめた。輸出入の総額は前年同期比17・6%増の四百三十五億千百万円に上り、統計の残る一九七九年以降では過去最高額となった。同支署は大幅増の要因の一つとして、「中国が北京五輪を控えて公共工事の需要が高く、鉄鋼や紙製品の輸出が伸びている」としている。
主要港のうち、境港は六月の国際コンテナターミナル(五万トン岸壁)の供用開始に伴い物流の基盤を整えたことから、通年でも過去最高額が期待されている。
まとめによると、輸出品目は自動車やパソコン、電子部品の原材料となる鉄鋼をはじめ、カレンダーや印画紙に使う紙製品、非鉄金属など全般的に増加した。輸入は重油が減少したものの、製紙原料のウッドチップ、合板や製材用の木材、マッサージ機器などが増えた。貿易バランスは二十三億五千七百万円の輸入超過だった。
貿易相手国の上位は、輸出が韓国(構成比率26・1%)、中国(同19・5%)、輸入が中国(同40・7%)、ロシア(同11・4%)。外国貿易船の入港隻数は前年同期比11・1%減の四百三十三隻だった。
まとめは同支署が輸出入許可した実績で、物流の関係で積み出し港として神戸、大阪港を利用するケースもあるという。(8/21記事)
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